肺癌経気道免疫複合治療の基盤構築：抗体医薬と分子標的薬の新規投与モダリティの検証

• 研究課題/領域番号: 25K10506
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
• 研究機関: 信州大学
• 研究代表者: 佐藤 隆 信州大学, アクア・リジェネレーション機構, 特任教授 (70510436)
• 研究分担者: 下里 剛士 信州大学, 学術研究院農学系, 教授 (00467200)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 経気道免疫複合治療 / 経気道分子標的治療 / 経気道免疫治療 / 肺癌 / 組換え乳酸菌

研究開始時の研究の概要

本研究は、肺癌の新規治療モダリティとして「経気道治療」の臨床応用を目指すものである。従来の肺癌治療薬の「経口」「経静脈」投与に代わる「第三の投与法」による、「免疫治療薬」と「分子標的薬」を組み合わせた肺癌治療の未来像に迫る。本研究の基盤技術は、これまでに実施した「肺線維症」「肺気腫」「肺癌」モデルを用いた経気道投与が可能な治療ツールの開発にある。本研究では、経気道投与用の非晶質化分子標的薬と、免疫チェックポイント阻害抗体等を産生する組換え乳酸菌の経気道治療技術の融合化・最適化をすすめ、「肺癌の経気道免疫複合治療」の有効性を検証し、臨床導出に向けた基盤構築を目指す。