細胞系統転写因子による膀胱小細胞癌の分子生物学的不均一性の解明と治療戦略への展開

• 研究課題/領域番号: 25K10544
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
• 研究機関: 自治医科大学
• 研究代表者: 亜森 グランバル 自治医科大学, 医学部, ポスト・ドクター (60568145)
• 研究分担者: 稲村 健太郎 自治医科大学, 医学部, 教授 (40442545)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2026年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 膀胱癌 / 転写因子 / 小細胞癌 / 層別化 / 個別化医療

研究開始時の研究の概要

膀胱小細胞癌は稀ながら極めて悪性度が高く、標準治療では十分な効果が得られにくい難治性腫瘍である。本研究では、肺小細胞癌で確立された細胞系統転写因子（ASCL1、NEUROD1、POU2F3など）による層別化手法を膀胱領域に応用し、免疫染色や次世代シーケンス解析を駆使して、膀胱小細胞癌の分子生物学的不均一性と腫瘍微小環境の特徴を包括的に評価する。亜群ごとの遺伝子変異や免疫回避機構、治療標的分子を明らかにし、有望なバイオマーカー開発と精密医療への応用を図ることで、従来法では十分な効果が得られなかった膀胱小細胞癌の予後改善に貢献することを目指す。