研究課題
基盤研究(C)
視神経脊髄炎スペクトラム疾患(Neuromyelitis Optica Spectrum Disorder: NMOSD)は重度の視神経炎と長い横断性脊髄炎を特徴とする中枢性炎症性自己免疫疾患である。NMOSD患者ではCD88発現が有意に亢進、CD16発現が有意に低下した非典型的NK/NKT細胞が有意に増加していることを明らかにした。しかしNMOSDの詳細な再発メカニズムは明らかになっていない。本研究は非典型的NK/NKT細胞等の自然免疫細胞に着目し、神経免疫疾患における齧作用とトラフィクバックから始まる再発トリガーを軸とした病態メカニズムの解明と新規治療ターゲットについて研究するものである。