研究課題
基盤研究(C)
2024年5月8日の厚生労働省研究班の報告の報告によると、我が国での高齢者の認知症患者数は2022年443万人(有病率12.3%)から団塊ジュニア世代が65歳以上になる2040年には584万人(有病率14.9%)に達するものと推計されている。このような背景から、健康長寿達成を目指す上で、認知症、特にその原因として大部分を占めるアルツハイマー病の新規治療法の開発につながる基礎研究の推進は極めて重要であると言えよう。本研究では、アルツハイマー病マウスモデル等を用いてインクレチンによるアクアポリン4の制御を介した脳内からのアミロイドβ排出機構を解明し、研究成果を新規治療法の開発につなげていきたい。