研究課題
基盤研究(C)
我々は腎臓病とキラルアミノ酸が関連することを明らかにしてきた。腎機能低下が認知症の増加と関係することが報告されており、本研究では、腎機能とキラルアミノ酸の変動が認知機能に与える影響を解明し、新たなバイオマーカーおよび治療標的の同定を目指す。① 慢性腎臓病モデルマウスを用いた解析:行動試験や脳の組織・機能・遺伝子解析を行い、発症機序の解明を目指す。②認知症患者のキラルアミノ酸プロファイル解析:認知症予備軍~認知症患者を対象に血中・尿中アミノ酸を測定し、バイオマーカーを探索する。③ 認知症関連アミノ酸の機能評価:②で同定したアミノ酸を①のマウスに投与し、認知機能改善の可能性を検討する。