研究課題
基盤研究(C)
本研究は、Amyloid-targeting therapy(ATT)によって引き起こされる脳血管Aβ蓄積(CAA)の増悪に着目し、Aβ排出機構であるIPAD(Intramural Periarterial Drainage)の詳細な理解を目的とする。全ゲノム解析済みのCAA剖検脳を対象に、多重蛍光免疫染色(Phenocycler)を用いた空間的シングルセル解析を行い、各種細胞の状態やAβの分布、免疫応答を可視化する。また、ゲノム情報と組織情報の統合解析により、個体差の分子背景も探究する。本研究により、AD治療の副作用軽減や次世代治療標的の発見が期待される。