研究課題
基盤研究(C)
有棘赤血球舞踏病(ChAc)は精神症状の頻度が高く、家系内変異保因者に精神疾患が多発すること、うつ病患者集団の中にChAc変異保因者が存在することなどから、ChAcと精神疾患との間で共通する分子病態の存在が示唆される。最近、ChAcの病態に、ミトコンドリアのオートファジーであるマイトファジー不全と、鉄依存性のプログラム細胞死であるフェロトーシスが関わっている可能性を見出した。本研究で、ChAcにおけるマイトファジー不全とフェロトーシスの関連性を明らかにし、ChAcに関連する分子群と精神疾患との関連と新たな治療標的の抽出を目指す。