研究課題
基盤研究(C)
哺乳類の生物時計は視床下部視交叉上核に存在し時計遺伝子が概日リズムを形成する。その一方ヒトでは恒常条件下において約24時間で振動する体温リズムから睡眠覚醒リズムが短周期(20時間以下)もしくは長周期(30時間以上)の周期で脱同調する現象(内的脱同調)が知られている。我々は時計遺伝子欠損無周期マウスでカフェイン投与により概半日 (15時間程度)、概日 (約20-30時間以上)周期の行動リズム発振を発見した。本研究ではこのカフェインによる行動リズムが内的脱同調での短周期と長周期の睡眠覚醒リズムと同様に形成されると考えて、それを制御する方法を探索する。