研究課題
基盤研究(C)
本研究では、放射性核種の体内動態を段階的かつ能動的に制御する新たなシステムを構築し、標的病巣への高集積と健常組織からの迅速排出を両立する核医学治療薬の開発を目指す。抗体やナノキャリア、キレート剤を組み合わせた多段階制御システムにより、高精度かつ選択的な治療を可能にする。さらに、治療用核種に適した新規キレート剤の開発と、担がん動物を用いた概念実証、治療効果と安全性の評価を通じて、radio-theranostics製剤としての実用化を視野に入れた研究を行う。