研究課題
基盤研究(C)
予後不良なTNBC動物モデルを用いて、脳転移にも有効なTNBC治療法の開発を目指した研究を実施する。BIG3阻害がん治療薬剤のdstERAPの脳内デリバリー法を、放射性標識dstERAPを利用し、短期間で効率のいい開発が可能となる。我々の開発した脳・骨転移TNBC動物モデルにおいて、皮下腫瘍で高い治療効果を示した治療薬剤dstERAPを、脳・骨転移治療へ発展させる研究を実施する。特に脳転移治療では血液脳関門(BBB)があるため、脳内デリバリー法と組み合わせなければならない。脳内デリバリー法のひとつである放射線照射(X線・重粒子線)は治療効果の増強も期待できる。本研究の成果は、TNBCに対する画期的な治療法の開発に繋がると期待される。