研究課題
基盤研究(C)
近年,高度化する放射線治療の更なる品質管理・品質保証(QC・QA)の観点からその線量評価を3次元的に直接行うことが求められており,その候補のひとつとして3次元ゲル線量計が注目を集めている.本研究は筆者らが先の研究で開発したポリビニルアルコール(PVA)とヨウ素(Iodine)の錯体形成による発色を利用した新規3次元ラジオクロミックゲル線量計(PVA-Iゲル線量計)を,放射線治療における不均質な系へ拡張する.そのためにゲル線量計の組成の開発と最適化を行い,併せて,線量計の読み取りに用いる自作の光学CT装置の改良と評価手法の開発を行う.