小児の難治性疾患であるCHIの病変存在診断をFDOPA PET/CTを用いて特定臨床研究として行い、より正確な客観的診断方法を構築する。CHIは種々の原因で発症するが中でも最も頻度が高い非症候性CHIは特定遺伝子の変異が原因であり、その表現型として膵臓内のインスリン過剰分泌が知られている。膵病変の特定のためにFDOPA PETが正診度が高いことがわかっている。病変の存在診断では半導体検出器搭載型PET/CTのダイナミックモードによるデータ収集を行い、PET画像を解析して腫瘍集積、放射能濃度測定を試み、摘出病理標本と対比させFDOPA集積の定性分析と画像パラメータとの相関についても検討する。
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