研究課題
基盤研究(C)
陽子線がん治療は、日本を中心に普及が進んでいるが、体外から陽子線ビームの到達位置をモニタリングする方法が未だ未完成である。本研究では、申請者らが発見し、提案してきた窒素13を用いたPETによるビームモニタリング方法を完成させるとともに、照射中に発生する即発γ線をとらえるためのコンプトンカメラとPETを組み合わせ、両者の利点を活かしたハイブリッドビームモニタリング装置を開発することを目的とする。本装置により、陽子線の三次元的な照射位置を正確に求めることができ、陽子線によるがん治療の精度を大幅に向上させられる。