研究課題
基盤研究(C)
神経セロイドリポフスチン症は小児神経変性疾患の中では最も一般的なものであり、原因遺伝子の異なる13タイプを内含する。本研究の主眼は10型神経セロイドリポフスチン症の発症機構を分子レベルで解明することにある。そこで生化学的並びに分子遺伝学的解析を行うことによって、2つの学術的「問い」(Q1)10型神経セロイドリポフスチン症の原因遺伝子産物であるカテプシンDがタンパク質凝集抑止能を如何にして発揮するのか?(Q2)同抑止能の喪失がどのようにして神経系分化に影響を及ぼすのか?、に回答する。