B型肝炎ウイルスのcccDNA新生の律速段階の同定と新規持続感染評価系の開発

• 研究課題/領域番号: 25K11189
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分53010:消化器内科学関連
• 研究機関: 公益財団法人微生物化学研究会
• 研究代表者: 山崎 学 公益財団法人微生物化学研究会, 微生物化学研究所, 研究員 (50442570)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2026年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: B型肝炎ウイルス / 持続感染 / cccDNA / コアタンパク質 / 抗ウイルス薬

研究開始時の研究の概要

B型肝炎ウイルスによる慢性肝炎の最終治療目標は、HBs抗原の陰性化による機能的治癒である。これは持続感染の本体であるウイルスゲノム（cccDNA）の制御を意味するが、その形成や持続の分子基盤はほとんど理解されていない。この原因の１つは、cccDNAを長期維持しつつ簡便に追跡できる評価系がないことにある。そこで本研究では、独自に構築した高感度cccDNAレポーターを用いて、培養細胞にてcccDNA形成の律速となっている素過程や主因子を分子レベルで明らかにすることを目的とする。そして、得られた成果を還元することで、cccDNAをより長期維持・追跡できる評価系の開発を目指す。