研究課題
基盤研究(C)
脂肪性肝疾患を飲酒量によって代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)、アルコール関連肝障害 (ALD)、飲酒量がALDとMASLDの中間の場合は代謝機能障害アルコール関連肝疾患(MetALD)と診断する。ALDやMetALDはより進行した肝臨床像を呈する。二つの成因は相乗的な作用を与えていることが示唆されるが、ドライバーとなる中心的機序の肝への作用とその代謝機能異常への関与においては不明な点が多く、病態解明並びに適切な治療介入の必要に迫られている。MetALDへの肝脂肪化や線維化に関与すると報告されているB細胞活性化因子(BAFF)の役割について、ノックアウトマウスを用いた動物モデルや細胞を用いて明らかにする。