研究課題
基盤研究(C)
脂肪肝炎からの肝発がん過程で高発現するApg-2を標的とした創薬開発を目的としており、予防から治療までを見据えている。成人男性の60%がメタボリック症候群であり、脂肪肝炎・肝硬変~肝発がんの阻止は今後の臨床上重要な課題である。さらに、本研究は心血管イベントなどの肝外病変にも対応しうる可能性がある。また、これまで脂肪肝炎の治療目的にLkb1制御を目的とした分子シャペロンの検討はない。Hsp70の活性を調整する核酸交換因子として働くApg-2の必須の部位を同定し、In vitroの実験と構造学的に推定される領域を含む数種類のExonを欠損したマウスを用いることで明確な結果が得られると考えられる。