研究課題
基盤研究(C)
加齢は発がんの危険因子である。超高齢社会を迎えた本邦では、H.pylori感染率低下にも関わらず、依然、胃癌の罹患率は加齢とともに高くなっており、内視鏡治療する機会が増加している。このため、高齢者発症の胃癌の分子生物学的特徴および臨床病理学的悪性度を把握することは重要である。そこで、近年確立した、幹細胞を維持増殖させ臓器に近い分化を誘導できるオルガノイド細胞培養系を用い、胃発癌初期加齢マウスモデルから胃オルガノイドを樹立して、その発症機序を分子生物学的に解明する。