研究課題
基盤研究(C)
昨今のデジタル化の急速な普及や働き方の変化は、睡眠の問題を「時間」から「質」へとシフトチェンジさせた。一方、近年の心不全パンデミックの問題において、特に拡張機能のみが低下した心不全であるHFpEFの罹患率増加が懸念されている。この拡張機能低下と睡眠の「質」との関連は臨床的には見出されていたものの、そのメカニズムは不明のままであった。本研究では、心筋細胞の機能及び形態解析、代謝解析や自律神経機能評価によって、睡眠の「質」の低下が心拡張機能へ与える影響のメカニズムを総合的に解明する研究基盤を確立することを目的とする。