弁-心筋連関に基づく補助人工心臓装着後左室逆リモデリング機構の解明

• 研究課題/領域番号: 25K11364
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分53020:循環器内科学関連
• 研究機関: 愛媛大学
• 研究代表者: 東 晴彦 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師(特定教員) (10598634)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2027年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 補助人工心臓 / 左室逆リモデリング / 補助循環 / Aortic insufficiency / 重症心不全

研究開始時の研究の概要

重症心不全における植込型左室補助人工心臓（VAD）治療中に心機能が改善するリバースリモデリングをしばしば経験するが、その機序は未だ解明されていない。これまで申請者らは、VAD誘導性左室リバースリモデリングの妨げとなるAortic insufficiencyに着目し、心筋内在性調節因子の存在こそがリバースリモデリングを阻害する重要な因子であると提唱してきた。本研究では、大動脈弁組織および心筋組織を対象とした空間的トランスクリプトーム解析により弁-心筋連関を明らかにし、大動脈弁機能依存性および非依存性のリバースリモデリング関連分子を解明する。これにより“Bridge to recovery”を具現化する合理的なVAD治療戦略の構築を目指す。