研究課題
基盤研究(C)
本研究では、新規エビジェネティクスとして注目されるヒストンセロトニン化に焦点を当て、骨髄系ミエロイド細胞が心臓微小環境に果たす役割を解明する。ヒストンセロトニン化は、組織トランスグルタミナーゼ2(TGM2)のアミド基転移活性により、ヒストンH3の5番目のグルタミンがセロトニンと共有結合することで生じる。申請者が独自に開発したミエロイド細胞特異的TGM2ノックアウトマウスを用いて、ヒストンセロトニン化が、疾患促進性あるいは疾患抑制性にどのように作用するのか、骨髄から心臓ミエロイド細胞へのオミックス解析を通じてその制御機構を明らかにする。