研究課題
基盤研究(C)
肺高血圧症(PH)は末梢肺動脈のリモデリングにより肺動脈の狭窄を来す致死的な疾患であり、病因により1~5群に分類される。PH治療薬である肺血管拡張薬は2000年以降その開発が進み、今後も新規治療薬が臨床応用される見込みである。急性肺血管反応性試験はPHに対する古典的治療であるCa拮抗薬の適応を決めるために行われているが、近年の肺血管拡張薬の効果や予後を予測できるかは不明である。近年肺血管拡張薬の適応が拡大しているが、肺血管拡張薬の効果予測や各群の予後予測の方法は確立されていない。そこで本研究では急性肺血管反応性試験が肺血管拡張薬の効果やPHの予後を予測できるか明らかにすることを目的とする。