研究課題
基盤研究(C)
ES細胞を用いた臓器・器官への分化誘導法が初めて報告されてから約40年が経った。しかし、未だに再生医療研究で生み出される多くのものは“オルガノイド”の域を脱することが出来ていない。その原因に、臓器原基を正しい形と生理機能を持った成熟臓器に誘導する難しさが挙げられる。組織の形状や大きさの決定に必須である力学的メカニズムや細胞の的確な配置制御メカニズムの多くは未解明のままである。そこで本研究では、気管軟骨組織を研究対象として、力学的メカニズムや細胞の的確な配置制御メカニズムを明らかにすることで気管軟骨組織の大きさ決定メカニズムの解明を目指す。