研究課題
基盤研究(C)
正常マウスの皮膚には「樹枝状表皮T細胞」と呼ばれるリンパ球が存在している。この細胞がいないマウスでは皮膚潰瘍の治癒が遅れるが、「インターロイキン13」という物質を潰瘍部に滴下すると治癒までの期間が正常に回復する。本研究では、マウスを用いた実験により、樹枝状表皮T細胞が作るインターロイキン13が、初期の潰瘍部でマクロファージの性質を変化させることによって、皮膚潰瘍の治癒に働いていることを証明する。