研究課題
基盤研究(C)
全身性強皮症(SSc)は膠原病の一つであり、線維化、血管病変、免疫異常を呈する自己免疫疾患と位置づけられている。SScでは抗topoisomerase I(topo I)抗体を始めとする自己抗体がその90%以上に陽性となる。自己抗体は発症以前から存在し、自己抗体はSScの病型、予後、疾患活動性、重症度などと密接に相関する。しかし、SScの自己抗体の病原性については、未だに明確ではない。本研究では、申請者らが独自に開発した網羅的自己抗原アレイを用い、SScの自己抗体がターゲットとする自己抗原を網羅的にスクリーニングし、SScにおける自己抗体の病原性を明らかとする。