研究課題
基盤研究(C)
IL-2ファミリーサイトカインであるIL-21は、1型(Th1型)だけでなく、2型(Th2型)や3型(Th17型)免疫応答に加え、濾胞ヘルパーT細胞の分化をも促進する多機能なサイトカインである。1型、2型及び3型免疫応答に関わるIL-21は、接触型過敏症の誘導に何らかの影響を与えていると推察される。しかしながら、IL-21の接触型過敏症との関わりを示唆する報告は現時点で3報程度しかなく、その役割は不明な点が多い。そこで、本研究では、IL-21受容体欠損マウスを利用して、接触型過敏症の発症機構におけるIL-21の役割を個体・細胞・分子レベルで明確にすることを目的とする。