研究課題
基盤研究(C)
現行の免疫抑制療法においては感染症、発がんリスクは不可避の副作用である。抗原非特異的に作用することが原因である。本研究ではワクチン療法の対極に位置する抗原特異的な免疫抑制療法を確立し、固定概念の打破を目指す。抗原が自明な病態のみならず、原因抗原が未知である自己免疫疾患にも応用できる免疫抑制療法の確立を目指す。ヒト由来のリンパ球を用いて、感染症、発がんリスクのない抗原特異的免疫抑制療法の基盤を確立する。既に本研究者は独自の評価法を確立し、意図する標的特異的な能力を有するリンパ球を作成することに成功した。これらの実績・経験をもとに従来の免疫抑制療法の常識を覆すべく世界に先駆けて本研究を展開する。