研究課題
基盤研究(C)
糖尿病性神経障害(DPN)に対する根治的治療は現在確立されていない。これまでの研究でDPNの早期モデルにおいて坐骨神経に催炎症性マクロファージ(Mφ)の浸潤がみられ、酸化ストレスやインスリン抵抗性の増加、逆行性軸索輸送を阻害し、DPNを促進することを見出した。しかしながら、DPN進行期におけるMφを中心とした炎症の病態への関与はいまだ明らかになっていない。本研究ではマウス、iPS細胞技術を応用したヒト組織および剖検ヒト組織を用いて、Mφを中心とした末梢神経炎症のDPN進行期における関与を明らかにする。