酸性微小環境における肝癌細胞の応答機構の解明と新規治療戦略の開発

• 研究課題/領域番号: 25K11922
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分55020:消化器外科学関連
• 研究機関: 群馬大学
• 研究代表者: 塚越 真梨子 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (60781317)
• 研究分担者: 五十嵐 隆通 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (20648472) ; 新木 健一郎 群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (60431706) ; 調 憲 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70264025)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2027年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 肝癌 / 癌微小環境 / GPR68 / 癌関連線維芽細胞

研究開始時の研究の概要

肝癌はいまだに難治性で予後不良な疾患であり、慢性疾患を背景とした肝癌の増加は重要な検討課題となっている。癌微小環境は線維芽細胞や炎症細胞などから構築され、癌の進展に重要な役割を果たす。本研究では癌微小環境の特徴のひとつである組織の酸性化に着目し、細胞外pHを感知するG protein-coupled receptor 68 (GPR68)とcancer associated fibroblast (CAF)との相互作用、サイトカイン分泌制御など、肝癌の増殖・進展機構に対する影響を明らかにし、癌微小環境を標的とした新たな治療戦略を探索することを目指す。