CA19-9高値悪性腫瘍を標的とした新規ホウ素薬剤開発

• 研究課題/領域番号: 25K11931
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分55020:消化器外科学関連
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 永久 成一 岡山大学, 大学病院, 医員 (00996142)
• 研究分担者: 道上 宏之 岡山大学, 異分野融合教育研究領域, 准教授 (20572499)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2026年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: ホウ素中性子捕捉療法 / 悪性腫瘍 / CA19-9 / フコース / ホウ素薬剤

研究開始時の研究の概要

腫瘍マーカーとして知られているCA19-9は、がんの診断や治療方針決定、治療奏功・再発評価等に利用されてきた。近年、治療によるCA19-9値の変化割合が予後に関連すること、CA19-9自身が悪性化を誘導することが報告され、CA19-9を標的とした新しい治療分野が注目されているが、未だ有効な一手はない。
BNCT（ホウ素中性子捕捉療法）は、腫瘍部に集積したホウ素薬剤へ中性子を照射し、ホウ素と中性子の核反応により細胞レベルでがんを殺傷する次世代がん治療法である。今回、我々はCA19-9を構成するフコースに着目し、フコース結合ホウ素薬剤の開発プロジェクトを立案、有効性の検証を行う。