心筋細胞ATP維持を介する新たなコンセプトの心筋保護法の開発

• 研究課題/領域番号: 25K12072
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分55030:心臓血管外科学関連
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 白川 岳 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任助教(常勤) (20975338)
• 研究分担者: 斎藤 俊輔 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授(常勤) (30600126) ; 木岡 秀隆 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70642099)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2026年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: 心筋保護 / 心筋ATP / G0s2

研究開始時の研究の概要

心停止を伴う心臓手術において、不十分な心筋保護は致命的な心筋障害につながる。また現在日本で主に用いられている心筋保護液は、20-30分おきの反復投与を要し、その都度手術手技の中断を強いられる。我々はこれまで心筋の虚血耐性を向上させる研究に取り組んでおり、心筋細胞内のATP濃度を上昇させる化合物KT-811の同定に成功した。
本研究では通常の心筋保護液にKT-811を添加して、これを用いて小動物および大動物において心筋保護実験：心筋保護液中の至適KT-811濃度の確認、心筋細胞内ATP濃度上昇の確認、長時間心停止後の心筋逸脱酵素上昇の程度・心機能の評価、を行う。