3D培養法による幹細胞特異的分泌因子の同定と心筋梗塞治療メカニズムの解明

• 研究課題/領域番号: 25K12091
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分55030:心臓血管外科学関連
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: WANG YUNCONG 大阪大学, 大学院工学研究科, 招へい研究員 (51013362)
• 研究分担者: 李 俊君 大阪大学, 大学院工学研究科, 特任准教授(常勤) (10723786) ; 劉 莉 大阪大学, 大学院工学研究科, 特任教授(常勤) (50380093)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2026年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 3次元培養デバイス / 培養上清 / 心筋梗塞治療

研究開始時の研究の概要

重度心不全に対し、心筋細胞のパラクライン効果を活用する再生医療が注目されているが、近年では細胞を含まない幹細胞培養上清液が新たな治療手段として期待されている。上清液は免疫拒絶や腫瘍形成のリスクが低く、低コストであり、細胞移植の代替となり得る。しかし、上清液の成分や治療効果のメカニズム、最適な培養条件、標準化手法については未解明な点が多い。特に、培養法による成分の変動や品質管理の確立が課題である。本研究では、生体内環境を模倣した3D培養で得られた上清液に着目し、心筋梗塞モデルでの治療効果と作用成分の解明を通じて、有効性と標準化に基づく新たな再生医療の確立を目指す。