肺癌手術時の免疫学的分子病態に基づく免疫療法効果予測バイオマーカーの開発

• 研究課題/領域番号: 25K12121
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分55040:呼吸器外科学関連
• 研究機関: 地方独立行政法人山梨県立病院機構山梨県立中央病院(がんセンター局ゲノム解析センター)
• 研究代表者: 後藤 太一郎 地方独立行政法人山梨県立病院機構山梨県立中央病院(がんセンター局ゲノム解析センター), ゲノム解析センター, 研究員 (80317148)
• 研究分担者: 中込 貴博 地方独立行政法人山梨県立病院機構山梨県立中央病院(がんセンター局ゲノム解析センター), ゲノム解析センター, 研究員 (40868303)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2027年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 肺癌 / 手術 / 免疫療法 / バイオマーカー

研究開始時の研究の概要

研究Iでは、sequencing技術を応用し、患者血中の免疫細胞集団の構成や患者血液中T細胞のTCR多様性を術前術後の複数タイムポイントで測定し、肺癌手術が患者の免疫機構に及ぼす影響を時系列で評価したいと考えている。また、このような体内の免疫状態の変化量は、血中微小残存病変の有無を反映している可能性があり、新規の腫瘍マーカーとして、臨床応用へ向けて、基盤データを提示したいと考えている。研究IIでは、血漿中PD-L1 mRNAの解析に加えて、手術検体に対して独自の検体採取を行い、sequencing技術を適応し、腫瘍内および腫瘍周辺環境の免疫学的分子病態像を明らかにしたいと考えている。