慢性疼痛による海馬神経新生低下とセロトニン神経系の役割の解明

• 研究課題/領域番号: 25K12193
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分55050:麻酔科学関連
• 研究機関: 名古屋市立大学
• 研究代表者: 青木 優祐 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (50857208)
• 研究分担者: 志田 恭子 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 臨床研究医 (00381880) ; 大澤 匡弘 帝京大学, 薬学部, 教授 (80369173) ; 祖父江 和哉 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (90264738)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2027年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 慢性疼痛 / 神経新生 / セロトニン神経系

研究開始時の研究の概要

慢性疼痛は、痛みそのものに加えて、うつ、不安、記憶障害などの高次脳機能障害を併発するが、その発症機構は未だ明らかでない。本研究では、慢性疼痛が引き起こす海馬歯状回（DG）での神経新生低下に注目し、縫線核（RN）からDGに投射するセロトニン神経系の関与を検証する。AAVベクターとデザイナー受容体による神経回路操作およびセロトニン蛍光センサーによるリアルタイム測定を通じて、神経新生と疼痛反応の因果関係を明らかにし、慢性疼痛による高次脳機能障害の病態解明と新規治療戦略の基盤構築を目指す。