三叉神経領域の神経障害性疼痛の発症に関わるL-乳酸輸送の役割

• 研究課題/領域番号: 25K12198
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分55050:麻酔科学関連
• 研究機関: 愛知学院大学
• 研究代表者: 佐藤 曾士 (朴曾士) 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (50587566)
• 研究分担者: 志田 恭子 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 臨床研究医 (00381880) ; 大澤 匡弘 帝京大学, 薬学部, 教授 (80369173) ; 祖父江 和哉 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (90264738)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 神経障害性疼痛 / 三叉神経 / L乳酸輸送

研究開始時の研究の概要

口腔顔面領域の神経障害性疼痛は難治性で生活の質を著しく低下させる。近年アストロサイトからニューロンへL-乳酸が輸送されるシステム（ANLS）が神経系の機能調節に重要と報告されている。しかし、三叉神経領域における神経障害性疼痛でのANLSの関与や疼痛の発症機序は不明な点が多い。本研究では、三叉神経脊髄路核アストロサイトの選択的活性化が痛覚伝達に与える影響を解析する。次に痛覚過敏に関与する細胞内情報伝達系を明らかにする。さらに、L-乳酸の取り込みと代謝を解析し、最終的にANLSが慢性疼痛発症にどのように関わるかを解明する。