研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的はブドウ糖を指示薬として精密自動血糖測定装置と組み合わせ、ブドウ糖初期分布容量(IDVG)の自動測定と心拍出量を同時に測定する測定法の確立である。IDVGは、ガイトンの提唱する静脈還流に影響するStressed Volumeに関係する体液量を評価している可能性も示唆されている(未発表データ)。本研究によるIDVGの自動測定法の確立は、ベッドサイドで簡便にこのStressed volumeを評価できるという点で学術的な独自性があり、IDVG測定と心拍出量とが同時に測定できる方法の確立という点においては臨床的な体液循環管理に非常に大きな意義を持つ。