くも膜下出血に合併する神経原性肺水腫の発症機序の探索と新規治療法の開発

• 研究課題/領域番号: 25K12314
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分56010:脳神経外科学関連
• 研究機関: 岐阜大学
• 研究代表者: 佐々木 望 岐阜大学, 医学部附属病院, 医員 (30985958)
• 研究分担者: 出雲 剛 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40343347) ; 岡田 英志 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30402176) ; 榎本 由貴子 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (20377659) ; 江頭 裕介 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (50547677) ; 熊谷 昌紀 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (50973369) ; 西脇 崇裕貴 岐阜大学, 医学部附属病院, 医員 (20985957)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2027年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: くも膜下出血(SAH) / 神経原性肺水腫 / 血管内皮グリコカリックス

研究開始時の研究の概要

脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血（SAH）は欧米と比較して日本人に多い疾患であり、認知症に続き日本の要支援/要介護の16.1％と主な原因となっている。予後悪化に関与している事象にSAH後の神経原性肺水腫が挙げられるが、脳神経系と呼吸・循環器系という多臓器にまたがる分野の研究はほどんどされておらず、その病態は十分に解明されていない。神経原性肺水腫を適切に予防/管理することはSAH後の神経学的並びに生命学的予後を改善させるため、この病態の解明は急務と思われる。本研究において、SAH後の神経原性肺水腫の肺血管透過性亢進のメカニズムを解明することで、脳神経系だけでなく呼吸・循環器系における新たな保護療法の検討を目指す。