研究課題
基盤研究(C)
脳出血の病態解明を目指した多くの研究が齧歯類に脳出血作製後早期の時点で検討を行なってきているが、脳出血後の機能改善を示す時期(亜急性期から回復期)での病態は解明されていない。申請者らはマウス脳梗塞モデルにて活性酸素種産生酵素Nox4が急性期には組織障害性に、亜急性期から回復期にかけて組織修復性に作用する可能性を見出した。Nox4は脳出血急性期にも組織障害性に作用することが示唆されているが、脳出血亜急性期以降での作用については未解明である。本研究では脳出血亜急性期以降での組織修復と内因性機能回復機構におけるNox4の役割を明らかにしNox4活性化を標的とした機能回復治療薬の可能性を探索する。