中枢神経系ミクログリア/マクロファージ動態変化に基づく慢性脊髄障害性疼痛発現解析

• 研究課題/領域番号: 25K12523
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分56020:整形外科学関連
• 研究機関: 福井大学
• 研究代表者: 窪田 有咲 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 医員 (20893829)
• 研究分担者: 中嶋 秀明 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (10397276)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 脊髄損傷 / 神経障害性疼痛 / マイクログリア/マクロファージ / ニューロン-グリア連関 / 慢性圧迫脊髄症

研究開始時の研究の概要

急性脊髄損傷や圧迫性脊髄症患者に生じる運動障害や神経障害性疼痛は難治性であり、その病態解明や治療法確立が求められている。脊髄障害後の運動障害や慢性疼痛の発症維持の病態としてニューロンの機能異常(ニューロン－グリア連関)の関与が指摘されている。ニューロン－グリア連関は急性脊髄損傷後慢性期や慢性圧迫脊髄での研究が進んでいない。本研究では急性脊髄損傷モデルおよび圧迫性頚髄症モデルを用いてマイクログリア/マクロファージの脳－脊髄における経時的な動態・起源・極性に注目し、運動障害や疼痛関連物質発現との関連性を調べる。本研究を通して外科的治療では改善し得ない慢性疼痛に対する新たな治療アプローチを検証する。