研究課題
基盤研究(C)
現在臨床で用いられている尿路上皮がん患者の検査は尿細胞診、超音波検査、膀胱鏡検査、画像検査(胸部X線、CT、MRI検査) などがある。尿細胞診は日本では推奨されているが海外では広くは普及していない。尿細胞診は感度が40~60%と低く、超音波検査、膀胱鏡検査、画像検査などは患者への負担が大きい。今回、申請者ががん患者尿からプロテオームの技術を用いて見出した糖タンパク質は臨床症状を強く反映しているものであり、患者への負担を軽減する診断マーカーとなりえる可能性がある。そこで、尿細胞診と同等以上の診断能を有するかどうか、そして再発しやすい膀胱がんの特色で術後の再発予測のマーカーとなるか検討する。