ヒポタウリンによる射精前精子の保護機構の解明～生殖補助医療への応用を見据えて

• 研究課題/領域番号: 25K12598
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分56030:泌尿器科学関連
• 研究機関: 獨協医科大学
• 研究代表者: 竹井 元 獨協医科大学, 医学部, 講師 (00708183)
• 研究分担者: 堀端 康博 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (80392116) ; 相澤 直樹 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (80595257)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2026年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 男性不妊 / ヒポタウリン / 抗酸化 / 精巣上体

研究開始時の研究の概要

男性不妊の主な原因は精液の酸化ストレスレベル上昇であり、この軽減が治療の有力な標的となる。研究代表者はタウリンの前駆体、ヒポタウリンが精子の保護物質であること、精巣上体内にヒポタウリンが豊富に含まれること、精巣上体内皮細胞がヒポタウリン合成酵素を発現することを明らかにした。
そこで本研究計画では、精巣上体内でヒポタウリン濃度を高く保つ機序を明らかにし、精巣上体でのヒポタウリンによる精子の保護作用を明らかにする。さらに、酸化ストレスレベルが上昇する精子障害モデルハムスターを作成し、ヒポタウリンの効果を検討する。以上より、ヒポタウリン補充による男性不妊症の新規治療法の開発を目指す。