研究課題
基盤研究(C)
これまでの我々の予備実験によりBHLHE40がHSD17B10の発現を転写レベルで抑制すること、さらにBHLHE40の発現はeIF2α(Ser51)のリン酸化を促進すること、これはすなわちIntegrated Stress Response経路の活性化を意味する。またeIF2α(Ser51)のリン酸化亢進は4E-BP1(Thr70)のリン酸化抑制を伴っていた。この結果はmTORC1の活性抑制を示唆する。以上よりBHLHE40はHSD17B10の発現を抑制してISR経路を活性化しmTORC1の活性抑制を介して腫瘍抑制効果を発揮するのでは?との仮説を立てこれを証明するために研究を遂行する。