研究課題
基盤研究(C)
不妊症は多くの患者を抱える疾患で、その原因は多岐にわたり、詳細なメカニズムは未知である。申請者はこれまでの解析から、その原因が生殖組織のpH撹乱の可能性を見出した。生殖組織のpHの重要性は長く提唱されてきたが、その測定の困難さから詳細は不明であった。申請者は最近提唱された非侵襲的なMRIによるpH測定技術(acidoCEST)の適用がブレイクスルーになると考えた。本研究では、まず生殖組織でのacido CESTを確立し、その後不妊症治療薬開発、並びに潜在的な不妊原因特定のための診断にこの技術を展開していく計画である。