BMPシグナルを標的とした卵巣癌患者に対する新規治療の開発

• 研究課題/領域番号: 25K12696
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分56040:産婦人科学関連
• 研究機関: 山梨大学
• 研究代表者: 福田 友彦 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (50805786)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: BMP / 卵巣がん / EMT / 腹膜播種

研究開始時の研究の概要

近年、がんの新たな治療の柱として免疫療法が登場したが、卵巣癌に対する効果は現状限定的であり、新規分子標的の同定が切望されている。卵巣癌は腹膜播種を起こして進展するため、EMT(上皮間質転換)が播種の起点となるため、EMTを制御する分子標的治療は新たな治療選択肢になり得る可能性がある。我々は今までの研究でBMPシグナルの卵巣癌細胞へのEMT誘導効果を明らかにしてきた。本研究では、卵巣癌の進展におけるBMPリガンドとアンタゴニストの働きを明らかにし、その制御機構を解明するトランスレーショナルリサーチを行い、予後不良な卵巣癌患者の治療への応用を目指したい。