研究課題
基盤研究(C)
我々はHMDを利用した眼球運動検査・記録装置を開発した。これをプラットフォームとして①慢性めまいに対する遠隔前庭リハビリテーションを搭載し、クラウドでのデータ共有システムを介した遠隔評価システムを実用化、②近年世界的に注目されている持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)等の慢性めまいを対象に、精神科領域で近年研究されている特殊な眼球運動検査を用いて疾患の特性を解明し、他覚的な評価指標を確立、③回転刺激、コリオリ刺激、視覚外乱刺激等を負荷した際の眼球運動解析により、「ふらつき」の認知科学的定量化指標を確立する。これにより転倒リスクの高い症例の抽出と予防介入を実現する。