研究課題
基盤研究(C)
蝸牛有毛細胞不動毛の先端に配置されるTip-linkは再生機能を持ち、カドヘリン23(CDH23)とプロトカドヘリン15(PCDH15)を主成分として音の機械電気変換に機能している。これら遺伝子は、アッシャー症候群を含む先天性難聴の発症原因遺伝子であることに加え、騒音性難聴の危険因子としても報告された。本研究は、Cdh23およびPcdh15のモデルマウスを利用し、Tip-link再構築に関与する遺伝子を同定し、騒音性難聴の関連因子として検証することを目的に、in vitro解析を起点に個体レベルの解析を実施する。