研究課題
基盤研究(C)
眼科領域の悪性腫瘍である脈絡膜メラノーマは極めて難治性であり、いまだ有効な治療法がありません。死亡例も認められ、視機能の温存に関しては厳しい状況となっています。基礎的研究が少なく、その病態解明や新しい治療法の開発のために、悪性腫瘍や腫瘍を取り巻く微小環境の解明が急務であり、in vitro疾患モデルを樹立することが重要と思われます。申請者らが行っている3D細胞培養法はドロップ法と呼ばれ、臓器内の空間的な生理学的状態を再現しうるため、in vitro 疾患モデルとして応用されています。眼科領域悪性腫瘍のin vitroモデルが、抗腫瘍薬や新しい治療の開発へとつながることが期待されます。