炎症性細胞死パイロトーシスに着目した糖尿病網膜症の病態解明と新規ナノ粒子点眼治療

• 研究課題/領域番号: 25K12867
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分56060:眼科学関連
• 研究機関: 旭川医科大学
• 研究代表者: 長岡 泰司 旭川医科大学, 医学部, 教授 (00333691)
• 研究分担者: 川辺 淳一 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10400087) ; 櫛山 暁史 明治薬科大学, 薬学部, 教授 (30435820) ; 横田 陽匡 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (60431417) ; 長井 紀章 近畿大学, 薬学部, 教授 (90411579)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2027年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 糖尿病網膜症 / 網膜神経血管連関 / パイロトーシス / ペリサイト

研究開始時の研究の概要

本研究では、糖尿病網膜症（DR）および糖尿病黄斑浮腫（DME）の病態に炎症を伴う細胞死である「Pyroptosis」がどのように関与しているかに着目して、新しいDR/DMEの病態解明と治療戦略を開発することを目指す。2型糖尿病モデルdb/dbマウス対象に、経時的に網膜血流負荷試験を施行して、網膜神経血管連関を定量的指標としてPyroptosisが糖尿病網膜症の病態進行に与える影響を詳細に検証する。さらに、Pyroptosisを標的とした新しいDR/DME治療法として、我々が長く研究を続けてきた眼局所DSSシステムであるナノ粒子を利用した低侵襲点眼薬の開発にも取り組む。