研究課題
基盤研究(C)
本研究では、主に腰椎骨における骨代謝動態、およびその分子基盤にアプローチし、長管骨との差異を明らかにしていく。これまでの骨代謝研究では、長管骨を用いた解析が主体として行われ、特に腰椎骨における骨代謝機構が注目されることはなかった。しかし研究代表者のこれまでの研究成果から、骨代謝動態には部位特異性が存在し、Wnt Signalingの活性化因子であるR-spondin3(Rspo3)がこれに関与している可能性が考えられた。本研究では新たに腰椎骨より骨髄間葉系幹細胞を単離し、RNAシークエンスを始めとした分子生物学的解析、および細胞生物学的解析を行い、骨代謝動態の部位特異性を詳細に検討する。