研究課題
基盤研究(C)
鎮痛薬には多くの種類があり、その中でもアセトアミノフェンは比較的安全性が高くよく使用されている。アセトアミノフェンは、脳に作用して鎮痛作用を発揮していると考えられているが、実際、脳のどこにどのように作用しているのかは不明である。アセトアミノフェンは比較的安全性が高いものの、長期投与、大量投与した場合には、肝毒性を生じるという弱点がある。より安全性の高い鎮痛薬を開発する上で、作用機序の解明が求められている。本研究では、神経活動マーカーのc-Fosタンパク質に着目して、アセトアミノフェンによって脳のどの部位の神経活動が変化するのかを明らかにして、作用機序を解明してくことを目指す。